ヤマメの日本での現状





ヤマメは近年減少しており、あらゆる場所で絶滅危惧類に指定されている魚です。

減少の理由としては水質汚染、ダム堰堤による河川の分断により遡上が妨げ、河川改修工事などによる産卵場所の減少などです。

やはり大きな原因は生息環境の悪化が一番だと言えるのではないでしょうか? 現在の日本のヤマメの生息地域はかなり広い範囲で生息しています。

その中でも天然のヤマメの分布域は関東以北の太平洋海岸全域、九州の一部などでしたが、近年は放流が盛んで分布域も乱れてきています。

それにより、神奈川県や山梨県内にはヤマメとアマゴの交雑種と考えられる中間的な特徴を持った魚が釣れることがあるそうです。

また宮崎県と熊本県にまたがる川には昔からヤマメが生息していたということで放流を許さずに現在まで来ています。

これは放流種との混種を避けるために行っているものでここには明らかに下流とは別種のヤマメが存在します。

このような状態が現在の日本のヤマメの現状といえます。

特に中国地方、九州地方では、ヤマメ域のアマゴの放流が目立っており、両者の地理的分布を人間が攪乱している状況です。

一般的に見られるヤマメはその多くが幼魚繁殖魚を放流したものであり、それが生態系を乱しているわけです。

それによってその地域に本来生息していた個体と混血し、純粋な地域型個体が残っている河川はかなり少ないと考えられています。

そしてこのことが自然分布を混乱させ減少の一因にもあげられるでしょう。

またヤマメは産卵期間である10月から4月までは禁漁期間として設定されています。

しかしその期間に釣りをする心無い人もいるようです。

最低限の釣りのルールを守って渓流釣りを楽しんで欲しいものです。